後家の家に忍び込んだ若者が
どんな伝承か
秦野市に伝わる実話とされる笑い話。後家のいる家へ若者が忍び込むとき、戸に水を差したり小便で濡らしたりすると、音もなくスウッと戸が外れるという。ある若者がそうやって真っ暗な家に入り、この辺に娘がいるはずだと這って行って頭に触れると、それは禿頭の親父の頭だった。びっくりしていると、親父が「若い衆、娘はそこだ」と言ったので、驚いて用も足さずに急いで飛び出してきたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秦野市史 別巻 民俗編――伝説・妖怪(秦野市(編)・秦野市史・自治体史(民俗))
『秦野市史 別巻 民俗編』所収の妖怪・伝説(一〇〇話を七分類で収載)。神奈川県秦野市に伝わる口承を採録する。