三つ石神社に押された鬼の手形
どんな伝承か
盛岡の中心部にある三つ石神社は平安のころに建てられた古社で、境内に並ぶ巨岩の一つには鬼の手形が残るという。この一帯はかつて鬼の支配する土地で、人々は恐れながらも鬼を神として崇めていた。そこへ本物の神が現れて鬼を退け、三つ石の一つに縛りつける。鬼は土地を去ることと人々を祝福することを誓って許しを請い、神は口約束を信じず、証文がわりに岩へ手形を押させた。岩手という地名はここから生まれたと伝わる。ただし高橋克彦が訪ねてみると、痕跡は人の掌ほどの大きさで、近年は蝦夷の手形とする説が強いという。
原典より
鬼については人一倍関心を抱いている。—— 黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)