屋嘉収容所
どんな伝承か
沖縄県の屋嘉収容所での話。収容所に武器を持ち込ませないため、全裸にされてずらりと並ばされ、粉石鹸を振りかけられた。あとはホースで散水され、タオルがないので乾くまで待つ。間もなくショベルで穴を掘れと命令され、最後の時かと黙々と掘ると、電柱二本をその穴にかけろという。便所だった。裸の男がずらりと並んで用を足すが、便が落ちるとはね返ってくるのでぱっと腰を上げる。あっちでもこっちでもリズミカルに腰あげルックだったという。
原典より
○青森県、弘前東部第五十七部隊。—— 現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 軍隊(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 軍隊』を小話単位で全712話収録。徴兵・新兵・上官・戦地・戦争の残虐・敗戦・収容所・軍隊の怪談など、軍隊と戦争にまつわる兵士たちの現代民話を全国(一部は戦地・海外)から採集し話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明189話・市区町村判明76話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。