国見町の伝承(21話)
- 阿武隈川の橋で乗せた濡れた女
- 丑の刻に子の霊が並ぶ寺
- 寺の本堂に入る死者の影
- 知らせに折れた寺の欄干
- 硫黄島から別れに来た軍服の夫
- 葬式の晩に頬へ受けた口づけ
- 死者が迎えに来る餓えの島
- 猿跳を掘り割って射た大玄熊
- 半田沼の底で機を織る娘 — (半田沼)
- 半田山に入水し大蛇となった桔梗 — 藤田(半田山)
- 家まで送って戸口で待つ狼 — 貝田大和
- 月と同じ側に立った自分の影
- 石を転がして決めた鉄道の道筋
- 汽車の火の粉が招いた石母田の大火 — 大字石母田
- 電灯を吹いて消そうとした年寄り
- 株を売れと告げた亡き母の声
- 甥にだけ見えた夜の火の玉
- 追われた光りものと年寄りの夢
- 山鳥に食わせるぞと唱える呪い
- 金有沢で向かってきた六尺のナメラ — (金有沢)
- 深山さまへの悪態と付きまとう蛇