息を止めて七周する逆さ植えの杉
どんな伝承か
語り手の故郷である小川町の神社に、杉の大木が立っている。大人が七人で腕をまわしてようやく届くほどの太さで、この木のまわりを息を止めたまま七度まわり、上を見上げると白蛇が現れると言い伝えられてきた。この杉は昔、根を上にして逆さまに植えたものだといい、見上げると枝ぶりがまさしく根のような形をしている。昭和の何年ごろのことか分からないが、実際に息を止めて七周を駆け抜けた人が上を仰いだところ、白い蛇が現れたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)