冠石
どんな伝承か
岐阜県不破郡今須村栗原(現・関ケ原町今須)に冠石と呼ばれる石がある。霊亀三年、元正天皇が養老へ行幸された際、この地で御休憩になり、御冠を置かれた石だと伝えられている。土地では祠を建ててこの石を崇めている。冠石の名は各地にあり、貴人が道中で休息した折に冠を置いたとする伝えを伴う例が多く、この石もその一つとして不破郡史に記されている。
原典より
靈龜三年元正天皇養老、行幸の際、御休憩あつて、御冠を置き給へる石といひ、祠を建てて崇めてゐる。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。