市房山猟師の狩の唱え言
どんな伝承か
柳田国男は十七、八年前、九州南部の市房山の麓の村に入り、一巻の狩の伝書を見た。そこには、大満・小満という二人の猟師が山に入ると子を産んだばかりの女が食物を乞い、一人は血の忌みを畏れて拒み、他の一人は快く承諾したという唱え言が残っていた。山の神が女性であり山で子を産むという信仰を示す例として紹介されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。