渕の主を釣り上げた者の祟り
どんな伝承か
東成瀬村の肴沢に、さるはしと呼ばれる場所がある。そこで鮭の大助が釣り上げられたことがあった。運ぶのに戸板へ乗せたが、体は板からはみ出すほどの大きさで、これは渕の主にちがいないと囁かれたという。ところが釣り上げた当人はほどなく不治の病にかかって死んでしまう。人びとは主を捕らえた祟りだと恐れ、小神様の堂を建てて、そのときに使った釣針を床下へ埋めて鎮めたと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。